二軍落ちの清宮 再昇格までにすべきこと

2018年05月28日 16時30分

二軍降格が決まった清宮

 日本ハムのドラフト1位ルーキー・清宮幸太郎内野手(19)の二軍降格が27日、決まった。この日、メットライフドームで行われた西武戦後、栗山監督が明かした。29日に開幕する交流戦ではDHが使えなくなる試合が増えるという事情もあるが、再昇格までにすべきことは何なのか。本紙評論家の伊勢孝夫氏、大友進氏が指摘した。

 

 栗山監督は「(29日から)二軍で9試合あるので、もともとそこを狙ってた。課題を整理するのにいいタイミング。すぐ上がってくることを待ってるけど、一軍の試合に出ることじゃなく、チームを勝たせる存在になってほしい」と説明。最短10日での一軍復帰もほのめかしたが、清宮は「(降格は)妥当だと思う。交流戦に入るから、あるかなと思ってたんですけど」と吹っ切れた表情。一軍での収穫については「当たったらちゃんと飛んでくれるなと。自分の中では悪くなかった。自分の感じと結果がつながらなかった」と語った。

 今後の課題としては「(二軍では)まずは真っすぐを打てるように、それだけです」と口にした清宮だが、大友氏は「今の清宮は踏み出した右足を軸にした『右のカベ』がしっかり作れていない。その原因として踏み出す足の支点となる股関節の開きが早い。だから外の変化球にタイミングが合わない。二軍では頭を整理し、守備をしながら4打席に立つリズムをまずつかませた方がいい」と、フォーム固めの必要性を強調した。

 これには伊勢氏も同意見で「右投げ左打ちの打者には、ボールが『消える』死角があり、左投手の外に逃げるスライダーには、ボールがまったく見えなくなるポイントがある。これを無理に見ようとすると、体が早く開いてしまう。一度崩れたフォームを元に戻すのには時間がかかる。コーチと相談しながら、じっくりフォームを固めるには二軍はいい環境だろう」という。

 具体的には「今の清宮は以前より、テークバックの手の動きを少なくしているようだが、最終的には手をできるだけ止めて、ヒザでタイミングをとるフォームが一番狂いが少ないと思う。プライドの高い選手でも、一度、二軍に落ちると『聞く耳』を持つようになる。また、二軍打撃コーチの吉岡は私がヘッドコーチをしていた近鉄時代のミーティングを経験しており、頭を使う野球のノウハウを持っている。吉岡と野球の勉強をしながら配球の読みからやり直すといい」(伊勢氏)と語った。一軍での経験を糧に、二軍でさらに磨きをかけ、もう一度一軍へ――。再昇格時にはひと回りもふた回りも成長した姿を見せたいところだ。

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