2位浮上の阪神 巨人にナメられ発奮

2018年05月28日 16時30分

巨人戦3連勝を喜ぶ金本監督(右から3人目)

<阪神9-1巨人(27日)>阪神が巨人に快勝し、今季初の5連勝。DeNAが敗れたため2位に浮上した。打撃不振のロサリオを7番に降格し、糸井を今季初めて4番に据えるなどした新打線が12安打の大爆発。見事なG倒で貯金を2に伸ばした金本監督は「前回、甲子園で3つやられているので、そのお返しができてよかった。若い選手もベテランもしっかり役割を果たしてくれた」と声を弾ませた。阪神ベンチはいつもの“伝統の一戦”以上のピリピリムードに包まれていた。今季初の本拠地決戦となった4月20日からの3連戦で無残に3タテを食らい、翌日の休日が全体練習になるなど巨人とは相性が悪く、今カード前での対戦成績は2勝7敗。甲子園での戦績は過去2年、6勝16敗3分けで今季も3戦3敗というありさまで、それだけにチーム内には「これ以上負けたらやばい」という空気が充満していたのだ。

 さらに、ナインを燃えさせたのが巨人サイドの「甲子園は西のホーム球場」「今年は阪神戦で貯金10を目指す」という大胆不敵な発言だ。チーム関係者は「相手にそこまで言われて、いいようにやられるわけにはいかなかった。そもそも監督が今年一番のライバルに挙げていたのが巨人。優勝争いにも絡んでくるだろうし、本拠地での苦手意識をいつまでも引きずるわけにはいかない。今回は是が非でも3連勝するしかなかった」と拳を握った。

 指揮官のロサリオに対する鬼の采配も効果抜群で「これまでは『打ってくれるはず』と必死に擁護していたのにこのカードは代打を送ったり、7番に落としたりと巨人に勝つために容赦なかった。それがナインにも伝わった」(球団関係者)とチーム一丸へと導いた。交流戦に向けて金本監督は「(貯金2だった)去年を上回れるようにやっていきたい。貯金を4つ、5つできるように頑張ります」と意気込んだが、この勢いのまま波に乗りたいところだ。