5番DHでマルチ二塁打2得点 大谷魅せた!「打と走」の二刀流

2018年05月25日 12時00分

9回、中堅二塁打を放った大谷は二塁手トラビスのタッチをかいくぐって二塁へ滑り込んだ(ロイター=USA TODAY Sports)

【カナダ・トロント24日(日本時間25日)発】打と走の“二刀流”で輝いた。エンゼルスの大谷翔平投手(23)は敵地でのブルージェイズ戦に「5番・DH」で先発し、二塁打2本を放ち、3打数2安打、2四球。先制のホームを踏むなど2得点でチームの大勝に貢献した。

 この日も9回にロジャーズ・センターを沸かせた。プホルスの7号ソロでリードを6点に広げた直後だ。二死走者なしで5度目の打席に入ると4番手マグワイアの初球、内角の150キロフォーシームを強振。大きく跳ねた打球はマグワイアの体に当たると、ゴロで中前に転がった。一塁ベース手前で一度はスピードを落とした大谷だったが中堅手の動きを見るや、ギアをトップに入れて再加速。二塁へ滑り込んだ。微妙なタイミングで判定は「アウト」。チャレンジ(ビデオ判定)の結果、「セーフ」に覆り、続くシモンズの左前打で激走し、本塁に滑り込んだ。

 大谷は「しっかりかわしてスライディングはしていたので、セーフかなと思っていた」と、淡々とした口調で振り返った。

 2回先頭の第1打席は四球を選ぶと6番シモンズの左中間へのエンタイトル二塁打で三進。一死後、マルドナドの左前打で先制のホームを踏んだ。3回一死一塁は左中間二塁打。先発エストラダに2球で追い込まれたものの、3球目の外角の143キロフォーシームを捉え、ライナーで左中間を破った。

 前日は土壇場の9回で同点2点打。この日は二塁打2本でマルチ安打を記録。大谷は「各打席、良かったかな。いい方に転んだ打席の方が多かったかなと思う。全体の流れとしてもいい役割ができた」と胸を張った。

 その一方で反省も。8回先頭の第4打席は四球で出塁し、次打者も四球で二塁へ進んだ。続くバルブエナは強烈なライナーを右前へ。右翼手が捕球できるか判断の難しい打球だったが、二塁ベース方向に戻った大谷は打球が落ちたのを見てからスタート。右翼手からの送球で三塁封殺となり、肩を落としてベンチに戻った。

 試合後、「今日もひとつミスはあったが、ああいう風に打球が速いことでの判断の時間も短いですし、ライナーなのか、ハーフバウンドなのか、捕れるのか捕れないのか、っていうところの判断もやっぱり難しくなってくると思う。そこもしっかり反省しながら一個一個クリアしていけたらいい」と自らに言い聞かせた。

 この日は打点はなかったが、5打席中4度出塁し、2度生還した。エンゼルス勝利のカギは大谷が握っている。