日本ハム・白水トレーナー「開き直ってフォーム変えられるのは大谷らしい」

2018年05月24日 11時00分

大谷(右)と白水トレーナー

【私だけが知る 大谷の凄さと秘密】「今までのスタイルに変なこだわりがないというか、新しいことに対して柔軟に対応できるところが彼のいいところ」

 こう言って、今のエンゼルス・大谷翔平投手(23)の活躍の裏にある確実な「変化」を解説してくれたのが昨年までコンディショニング担当として大谷の体調面、投球フォーム作りに深く関与していた白水トレーナーだ。

 同トレーナーは「基本的にやることは変えていないと思うんですよ。トレーニングもそうだし、そんなに簡単にやっていることを変えるタイプでもない」と大谷の性格に触れながら「ただ、新しいことに対しても柔軟に対応できるところが彼のいいところ。動きや体つきに変化は見られない一方で硬いマウンドになって、あえてそれ(メジャーのマウンド)に合わせているのは分かりますね」と投手・大谷のフォームに明らかな改良点があることを指摘した。

 日本ハム時代は右の軸足でプレートを蹴るとそのまま捕手方向へ重心を平行移動させる意識の表れから、蹴った右爪先を引きずっていた大谷。しかし「今は軸足を引きずらないように、手首の角度も含めて(フォーム)全体で上から(ボールを)押さえつけるような動き方になっている。それはマウンドの硬さや傾斜、そして滑るボールが抜けないように対応しているからだと思う」と昨年まで二人三脚で大谷のフォームを作り上げてきた白水トレーナーは推測する。

 そして、そこに至るまでの大谷の決断を同トレーナーは「開き直ってそうしているんだと思う」と解釈。「打撃フォームも同じような感じ。今までの形ではタイミングを合わせにくかったから形自体を大きく変えている。でもそれって、普通だったら怖がってなかなかできない。そういう部分をちゅうちょなく変えている。それはそれで開き直ってできるところが彼らしいなと思う。今までのスタイルに変なこだわりがないというか、継続しているものはあるけど『こうしなきゃいけない』と思ったらアジャストしていける。しかも、それがハマってしまうからすごいんですよね」

 大谷の最大の武器は、賢さとこの環境対応力にこそありそうだ。