大谷に球宴ホームラン競争出場待望論

2018年05月22日 16時30分

大谷は打者としても球宴の目玉となるか(ロイター=USA TODAY Sports)

【アナハイム21日(日本時間22日)発】エンゼルスの大谷翔平投手(23)は前日のレイズ戦でメジャー自己最長の7回2/3、最多の110球を投げ、6安打2失点、9三振の力投で4勝目(1敗)をマークし、チームの連敗を5で止めた。一夜明けて地元紙は大谷の力投を絶賛した。

 ロサンゼルス・タイムズ紙は「大谷翔平が、レイズ戦での勝利でエンゼルスをスランプから脱出させた。大谷のファストボールは、ゲームが進むにつれ、1回の93~94マイル(150~151キロ)から4回までには97~98マイル(156~158キロ)と速さを増していた」と報じた。

 オレンジ・カウンティー・レジスター紙は自己最長イニングを投げたことを評価。「ソーシア監督は、大谷のスタミナに感心しており、1か月前なら下げていたところを、1~2イニング増やしても大丈夫だと感じている。ソーシア監督は『ゲームが進むにつれ、少し長く登板しても投球を維持している。私たちにとって彼のその能力は、より有効だ。長くその投球を維持できればできるほど、ブルペンのプレッシャーを下げてあげられる』と話した」。また、捕手マルドナドの「走者が二塁にいると、彼は全く別の動物のようだよ。ファストボールもフォークもスライダーも変わる。それがすごいと思った」。コザートの「この男がマウンドに立つと、100%勝てる気がするんだ。彼がやつらを黙らせてくれるって」との言葉を取り上げた。

 一方、4勝目を挙げたにもかかわらず、オールスター戦の本塁打競争を話題にする米メディアは少なくない。ソーシア監督が18日(同19日)に「(本塁打競争出場は)選手が判断すること」と容認する発言をしたからだ。米スポーツ専門局ESPN(電子版)は「大谷は『まだそのレベルには達していないと思う。その話題に名前が挙がって光栄』と答えた」と大谷のコメントを紹介。その上で「金曜日(18日)のアナハイムでの試合の前に、大谷は右スタンドのビデオスクリーン直撃のホームランを放った。チームはその飛距離を519フィート(約158メートル)と推定している」と資格は十分とした。

 スポーツサイトのスポーティング・ニュースは「大谷がホームランダービーで争うパワーがあるのは疑う余地もない。では、彼は打撃練習で見るパワーだけで果たしてダービーのスポットを獲得できるか、そして彼の少ない打席数でそこに入っても良いものだろうか?」と投げかける。

 そしてこう結論付けた。「2017年のホームランダービーでアーロン・ジャッジが(圧勝して)野球界に旋風を巻き起こした後では、MLBが大谷をその候補に挙げるのは、むしろ合点がいく。大谷が加わったら、ダービーイベントへの期待値はチャートのてっぺんを越えるだろう」

 オールスター戦では大谷の二刀流出場も注目されるが、本塁打競争でメジャーを代表する強打者とのアーチ合戦も楽しみ。今年のオールスター戦の主役は大谷か。