ダルビッシュ日米通算150勝「一人だけ抜きたい人がいる」

2018年05月21日 11時30分

今季初勝利を挙げたダルビッシュ(ロイター=USA TODAY Sports)

【オハイオ州シンシナティ発】カブスのダルビッシュ有投手(31)は20日(日本時間21日)、敵地でのレッズ戦に先発し、6回を投げて2安打1失点、7三振、5四死球の好投で今季初勝利(3敗)をマーク。日米通算150勝を達成した。

 ここまで0勝3敗、防御率5・56のダルビッシュは今季8度目の先発マウンド。初回は先頭打者を歩かせるなど制球に苦しみ、二死満塁から6番シェブラーに適時内野安打を許し、1点を先制される。しかし、カブスは2回、先頭の5番ハップが四球で出塁すると、6番シュワバーが右翼へ8号2ラン本塁打を放ち逆転。さらに7番バエスも左翼2階席へ11号ソロを放ち、追加点を挙げた。

 打線の援護を受けたダルビッシュは2回以降はフォーシーム主体となり、安定していく。2回、3回はいずれも11球で三者凡退。4回は再び制球を乱して2つの四球を与えるも無失点。5回は一死一塁から「なかなか空振りしない」という3番ボットを148キロのスプリットで遊ゴロ併殺に打ち取ると、6回はわずか8球で三者凡退。7回は先頭で打順が回ってくることになっていたが、代打を送られ、降板となった。チームは6―1で勝利し、2連勝だ。

 ようやく移籍後初勝利を挙げたダルビッシュは「ゼロよりかは1の方がいい。やっとスタートしたのかなって感じ」と安堵の表情。日米通算150勝目は「そういうのは引退してから、これくらい勝ったとか(振り返るのは)ありかもしれない。今は特に意識はしていないが、一人だけ抜きたい人がいるので、あと16勝したいと思う」と語気を強めた。

 名前は「内緒」と明かさなかったが、通算165勝の該当者は佐藤義則氏と西本聖氏の2人。現楽天一軍投手コーチの佐藤氏は日本ハム時代の恩師であり、佐藤氏でまず間違いないだろう。

 マドン監督は「2回以降、ストレートの制球が素晴らしくなったこと」と話し、日米通算150勝については「知らなかったが、すごい数字だ。簡単なことではない」と節目の勝利をたたえた。