人生初の屈辱!代打交代の清宮 なぜ打てなくなったのか

2018年05月19日 13時00分

<楽天3-0日本ハム(18日)>調子の上がらない黄金ルーキーに“非情采配”だ。日本ハムのドラフト1位ルーキー・清宮幸太郎内野手(18)が18日、楽天戦(札幌ドーム)に「7番・左翼」で出場したものの、7回まで2打数無安打で、3打席目に“人生初”となる代打交代を告げられた。デビューから7試合連続安打を記録するなど上々のスタートを切った怪物スラッガーのバットから快音が聞かれなくなった原因は何なのか――。

 今月3日以来2度目の対戦となった相手先発・辛島の前に1、2打席は空振り三振と中飛。2点を追う7回は一死二塁で打順が巡ってきたが、場内には「代打・杉谷」のアナウンスが流れた。登場曲の「スター・ウォーズのテーマ」に乗って打席に向かいかけていた怪物スラッガーにとって、調整などであらかじめ交代が決まっていたケースを除いては人生初という代打を送られた。

 無理もない。2回の1打席目は外角の際どい直球を2球連続で見逃して追い込まれ、4球目にワンバウンドする変化球に手を出して空振り三振。5回の第2打席ではカウントは3―1と打者有利の状況をつくったものの、5球目の外角カーブを打たされて中飛と内容もパッとしなかった。

 清宮は代打を送られたことについて「代打を送られても不思議じゃないし、今の自分を考えると当然のこと」と淡々とした様子で振り返った。栗山監督も「確率を考えてやっているので。勝つためにやっているわけだから」と言葉少なだった。

 15日の西武戦(東京ドーム)で22打席ぶりの安打を放ったものの、そこがトンネルの出口ではなかった。デビューから7試合連続安打をマークするなど順調にスタートした清宮がつまずいてしまった原因は何か? 緒方野手総合コーチは「配球の読みの甘さ」を挙げたうえで「最近の幸太郎は相手バッテリーの配球を読もうと工夫しているのは認めるし、成長の証し。ただ、読みが甘いがために真っすぐを想定したときに変化球が来たり、その逆が来たときにスイングが中途半端になっている」と指摘した。

 この日で言うなら辛島はプロ10年生。ダテに長くこの世界にいるわけではない。同コーチは「プロとアマでは投手のコントロールと変化球のキレが全然違う。その分リードの幅が広がるわけだから簡単には読めない」とし、一方で「自分が18歳のときは二軍の投手でも驚いた。一軍なんかもっとすごいわけだから。今もやっているけど、ベンチでスコアラーに教えてもらったりして勉強することが大事。経験だよ」とエールを送った。

 ついに打率は1割6分7厘まで下がったが、現時点では首脳陣ミーティングで「清宮二軍」の話は出ていないという。悔しさをバネにバットで見返すしかない。

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