絶不調 阪神ロサリオに「オーバーワーク禁止」の声

2018年05月11日 16時30分

6回の好機に三振を喫してベンチに戻るロサリオ(右)

 阪神が10日の巨人戦を2―4で落とし3位に転落した。対巨人は3カード連続の負け越しで今季通算でも2勝7敗。あまりの惨状に金本知憲監督(50)は「分が悪過ぎる。何とかせんといかん。まず打てていない」と嘆き節だった。

 大ブレーキとなったのが4番のウィリン・ロサリオ内野手(29)だ。全て走者を背負っての打席で4タコ。8日の看板直撃アーチを最後に11打席連続無安打の新助っ人は「残念ながら打てずに負けたが、チームとして闘争心を持って戦うことは忘れずにできている。いい投球をされたが、次は打てるように頑張りたい」と前を向いた。

 ただ3番・糸井が3安打、5番・福留が不振のなか適時打を放つなど前後の打者が意地を見せていただけに、片岡ヘッド兼打撃コーチは「あそこで打ってもらうために4番に置いているんだから…。自分の中で試行錯誤してもらうしかない」と苦言を呈した。

 ロサリオは練習熱心で知られ、来日前には“新アニキ”として若手のお手本になることを期待された。遠征中も自主的にジムへ出向いて汗を流したり、フリー打撃後もベンチ裏で入念に素振りを行うなど練習の虫ぶりを発揮している。しかし一向に状態が上がってこず、チーム内からは“オーバーワーク禁止”が叫ばれ始めた。

「結果が出ていないのでいつも以上に練習にも力が入っている。ただ、あまりにやり過ぎると疲れが残って逆効果になることもあるから…。このままだと夏までにバテてしまうかもしれない。練習量を抑えたほうがいい」(球団関係者)

 この日、巨人OBの江川氏と10年ぶりにダブル解説を務めた掛布シニアエグゼクティブアドバイザーも6回のチャンスでの空振り三振に「あのコースを空振りしたのは考えられない。外の変化球への意識が強過ぎたのか…」と絶句するほど絶不調の助っ人主砲。本領発揮する日はいつになるのか…。