阪神 かつての”恋人”清宮の活躍に未練タラタラ

2018年05月10日 16時30分

7回無死一、二塁の絶好機にけん制で刺された大山(左)

 どうにも波に乗り切れない。阪神は9試合ぶりに先発出場した大山が野選とけん制死と散々で、クリーンアップは3度の好機に揃って無安打。今季初の4連勝を拙攻拙守で逃した。金本知憲監督(50)は「得点圏でどういう打撃をするか。走者なしとは違って投手も力を入れてくるんだから…。大山は二度とないようにいい経験にしてほしい」と語気を強めた。

 かつて“虎の恋人”だった清宮が話題をさらっただけに歯がゆさは倍増だ。この日、プロ初アーチと新人史上初のデビューから7試合連続安打を達成した大物ルーキーに対して阪神は昨年、いち早く1位指名を公言したもののドラフトで抽選の末に涙をのんだ。それだけにこの日の活躍に「一軍で通用するまで時間がかかるとか言われていたけど、高卒のこの時期にスタメンで出てプロ初本塁打や新記録を作るのは普通じゃない。やっぱり本物だったということ。うちに入ってくれていれば今ごろ戦力になっていただろうし、チームも盛り上がっていたはず…」(チーム関係者)とため息が漏れた。

 キャンプの練習試合時に清宮と対面した金本監督が「いい筋肉しとったわ。厚みもあるしバネもある。いい選手になると思うよ」と絶賛するなど清宮の動向は常に気になるようだが、改めて逃がした魚が大きかったことを実感する一日となってしまった。