大谷 代打で初!弾丸中前打

2018年05月10日 11時30分

8回に代打で登場した大谷は中前打を放った(ロイター=USA TODAY Sports)

【コロラド州デンバー9日(日本時間10日)発】エンゼルスの大谷翔平投手(23)は敵地でのロッキーズ戦で8回に代打で出場し、中前へメジャー初の代打安打をマークした。DH制の使えない敵地での交流戦。ベンチで戦況を見つめていた大谷の出番が回ってきたのは0―7の8回一死一塁だった。

「代打・大谷」とコールされるや平日のデーゲームに集まった3万3689人のファンから大きな拍手と歓声が沸き起こった。前日のフリー打撃で放った柵越え15発、うち右翼3階席への150メートル弾3本を地元メディアが大きく取り上げたことで敵地の観客の期待は高かった。

 マウンドはロッキーズの3番手右腕パウンダーズ。初球、150キロの外角高めを見逃しボール。外角低めのスライダーを見逃しストライク、スライダーを見逃しボール、146キロの内角速球を見逃しボールとした後、146キロの外角速球に初めてスイングするも空振りでフルカウントに。6球目、外角低めのスライダーを辛うじてファウルすると、7球目、甘く入ってきた135キロのスライダーをライナーで中堅に弾き返した。記念すべきメジャーでの代打初安打だ。期待していた超特大弾は出なかったが、観客席から再び拍手と歓声が上がった。

 ソーシア監督は「いい打撃だった。昨夜もそうだったが、彼は代打でもいいということが分かったのはいいことだ。(明日の)先発メンバーを検討するのはこれからになる」と話した。

 大谷は試合前、投手として調整した。水原通訳を相手に左翼付近でキャッチボールを行った後、右中間フェンスの奥にあるブルペンへ。ストレート、カーブ、スプリットを交えて計19球を投げた。

 指揮官は「今日のブルペンは良かった。金曜に(ブルペンで)投げて、様子を見てということになる。今は(消去可能な)鉛筆で書き込んでいる状態かな(笑い)。ボールペンではない」と笑わせた。

 大谷はメジャー移籍後、登板間に2度、ブルペンに入ることがルーティンになっている。この日は「タッチ・アンド・フィール」と呼ばれる軽めのもの。予定通りなら2日後に「フルゴリラ」と呼ばれる本格的な投球練習を行い、13日(同14日)に本拠地アナハイムで行われるツインズ戦に登板する。