日本ハムの栗山英樹監督(57)が7日、移動中の新千歳空港で報道陣に対応し、ドラフト1位ルーキー・清宮幸太郎内野手(18)の今後について語った。

 現在、リーグ首位打者の近藤が右脚の違和感を訴えチームから離脱中。再登録が可能となるのは11日以降で、8日から鎌ケ谷へ移動し二軍戦での実戦復帰が予定されている。そこで気になるのは近藤が一軍再昇格後の清宮の処遇だ。

 栗山監督は「(清宮を二軍に)一度戻したほうがいいのかなって考え方もある。(近藤と清宮が)揃ったときに、交流戦になったらDHが使えないわけだから」と、近藤合流後の清宮の登録抹消を示唆。抹消の理由としては「ケガが怖いし、入院していたのも事実なので、一回落とさなきゃいけないとは思っていた」と、早い段階で意識していたことを明らかにした。

 清宮は6日のロッテ戦(札幌ドーム)で、デビュー戦から5戦連続となる安打を放ち、高卒野手の初出場からの連続安打記録を更新。期待通りの成績を残しつつあるようにも思えるが「あんな打者じゃない。みんなは『対戦相手が知らない投手だ』と言うけど、もっと結果を残せる能力はある。1年目で初めてだから、とか関係ない」と、まだまだ満足していない様子。さらには「彼には3打席以上渡しているわけだよね。3回立ったら安打になるとかじゃなくて、一発は芯に当たって惜しいなって打球がある。安打が欲しいわけじゃないのよ」と手厳しい。

 そんな辛口評価も期待の裏返しではあるが、今後のチーム状況からも目が離せない。