清宮“盛り上げ隊長” ムードメーカー杉谷が任命

2018年05月07日 16時30分

清宮(中)を中心に盛り上がる日本ハムベンチ

 日本ハムのドラフト1位ルーキー・清宮幸太郎内野手(18)が6日、ロッテ戦(札幌ドーム)に「5番・DH」で出場。初回の1打席目で5試合連続安打となる内野安打を放ち、高卒新人の初出場からの連続安打記録を更新した。勢いが止まらない怪物だが、打撃以外でも存在感を発揮している。

 運を引き寄せるのも、怪物の証しといっていい。初回の1打席目、この日が来日初先発の新外国人オルモスの直球と鋭いスライダーを織り交ぜた投球に翻弄されたが、粘り強く食らいつく。フルカウントの8球目、123キロのスライダーを捉えた瞬間「うわーっと思った」という打球はオルモスの右前方に転がり、清宮は一塁へ全力疾走。力ない打球が功を奏し、引っ掛けたような当たりは内野安打となった。

 2日の楽天戦(札幌ドーム)でのデビューから5試合連続安打と好調をキープ。高卒新人としての記録まで打ち立てた。それでも黄金ルーキーは「あまり(記録への)意識はなかったです。バントみたいな当たりだったので思い切って走りました。(達成については)まぁ…うれしいです」と淡々とした様子。代わりに栗山監督が「本人は納得してないと思うが、安打になったから良いんです」と喜んだ。チームは清宮の内野安打などで初回に一挙4得点。その後も得点を重ね、守っては先発・加藤が7回途中1失点と好投し6―1で勝利した。

 清宮の存在感は打撃以外でも発揮されている。ムードメーカーとなっている杉谷拳士内野手(27)は「幸太郎はすごいですよ。どんなときでも楽しそうに野球をやってるじゃないですか」と後輩のプレースタイルを絶賛。

 日ごろベンチ内外でナインを鼓舞する杉谷は「僕も盛り上げようと意識してやってるわけじゃないんです。まずは野球を楽しむことを大事に考えてやっていると、自然とあとから良い雰囲気は出てくるんです」と持論を展開。清宮の振る舞い自体がチームの大きな活力となっていると言い「僕から幸太郎に言えることはもうないです」と早々と“盛り上げ隊長”に任命した。

 4日には一軍初となる一塁守備に就いた。今後は一塁手の役割として、投手への積極的な声掛けなども求められる。しかし杉谷は「経験して覚えていけばいいんですよ。これからチームを引っ張っていく立場になるでしょうから」と心配していない。一人の打者としてだけでなく、未来のリーダーとしても日々成長している。

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