ソフトバンク・帆足が17日、ヤフオクドームで契約交渉に臨み、現状維持の年俸5500万円で更改した。

 4年契約の3年目となる今季は6勝1敗と貯金をつくったが、後半戦にかけて出番を失うなど、シーズンを通して活躍することができなかった。左腕は「(調子の)波をなくして1年間一軍にいられるようにしたい。それができたら数字はついてくると思う」と巻き返しを誓った。

 投手陣では五十嵐とともに日本人最年長となるが、成績以外に求められる役割も心得ている。「(年齢が)1番上になりましたし、若い選手の手本となるような人間、選手でありたいと思います」。理想像については「工藤監督、(元広島の)高橋建さん、巨人の豊田清コーチを尊敬しています」と新指揮官の名前を挙げた。工藤監督の代名詞・背番号47を背負う35歳は、鷹投の模範となるつもりだ。

 西武時代に同僚だった松坂の加入について「そんなに仲良しじゃないから大丈夫です」と冗談を飛ばす場面も。「持っているものが違う。彼も大人なのでうまくやると思います」とニューリーダーは見守るつもりだ。

 来季は工藤監督を含めここまで3人しか成し得ていない「全13球団勝利」の期待もかかる。古巣・西武に勝てば達成となる。レオ倒でレオOBの指揮官とともに喜びを分かち合えるか。(金額は推定)