女優・中谷美紀(38)が30日、東京・港区の虎ノ門ヒルズフォーラムで行われた、「第27回東京国際映画祭」(10月23~31日、六本木ヒルズ他)のラインアップ発表イベントに出席した。

「私は映画人である前に1人の映画ファン。苦しいときに映画が私を救ってくれたように、忙しい人たちの日常を彩ったり、大変なことからエスケープできるツールであってほしいと思う」と、あいさつした中谷。これまでコンペティション作品に出演したことがないと明かし、「いつかはコンペ作品に出演して、レッドカーペットを歩きたい」と、映画人としての抱負を語った。

 中谷はフェスティバル・ミューズとして、開催期間中は映画祭のセレモニーやイベントに出演する。

 また、今回からサムライのごとく革新的な映画を世界に発信し続けてきた映画人に贈られる「SAMURAI(サムライ)賞」が新設され、北野武監督とティム・バートン監督の受賞も発表された。

 今年で27回目を迎える同映画祭だが、幅広い年代の人に足を運んでもらおうと、著名シェフの料理が食べられるコーナーの設置や、コスプレイベントの開催、アニメ関連のイベントも強化。人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」で知られる、庵野秀明監督の特集「庵野秀明の世界」も上映される。

 なお、コンペティション国際審査委員は、お笑いコンビ「品川庄司」として知られる品川ヒロシ監督も務める予定だ。