テレビ局が制作費圧縮のため、重宝しているのが“居酒屋トーク”をウリにした番組だ。実際にお酒を口にすることでタレントが冗舌になり、普段は聞けないような本音が聞けたり、隠された本性があらわになったりすることもあって、視聴者の人気を得ている。

「最近の居酒屋トークのブームを作ったのは『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』(日本テレビ系)で、佐藤栞里が出演している『朝までハシゴの旅』。その後『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)でダウンタウンの2人と坂上忍が話題の人を呼んでトークするなど、番組制作の手軽さもあって、地方局を含め一気に広がった」(テレビ関係者)

 これによって、従来のバラエティー番組に比べて制作費を格段に安く抑えることが可能になったという。

 タレントにしてみれば仕事でお酒が飲め、テレビ局としては制作費を抑えることができる居酒屋トーク番組は、最強のフォーマットだが、お酒が入ることで思わぬハプニングが起こることも…。地方局で放送された居酒屋トーク番組の収録では、とんだ“チン事”が起きた。

「千原ジュニアと高橋真麻がMCを務める番組で、その日はアンガールズの田中卓志と矢口真里がゲスト出演。みんないい感じでほろ酔いトークを繰り広げていました。そんな中、ジュニアが『田中、オマエ脱げ!』と軽くあおったんです。みんな冗談のつもりで見てたんですが、なぜか田中が暴走して“リトル田中”を披露してしまった」(関係者)

 もちろん、その場面は放送では全カット。収録現場に女性の悲鳴が響き渡ったのは言うまでもない。そんな中、前出の関係者は「男慣れしていると思われている矢口が“ブツ”に対して完全拒絶していたのに対し、うぶな女と思われていた真麻が、赤面しながらも“ブツ”を見て感想を言っていた」と暴露した。

 田中の“チン事”が、思わぬ形で女性2人の本性をあぶり出したようだ。