中日は28日の阪神戦に勝利し、今季初の3カード連続勝ち越しを決め、借金を4月以来の5に減らした。殊勲打を放ったのは大島洋平外野手(31)だ。0―0の6回二死三塁で三塁線を破る適時二塁打。これが値千金の先制&決勝打となった。「打った瞬間、抜けると思ったんでよっしゃーと思った。すごいいい雰囲気でやれている。今度は広島とやりますけど、何とか勝ち越して、その後も何とか勢いをつけていきたい」と意気込んだ。
28日現在、94安打、16盗塁はリーグトップ。打率3割3分2厘と得点圏打率3割7分は同2位と好調をキープしている。その要因のひとつに炭酸風呂があるという。大島が脇腹に爆弾を抱えていることから、今年のオープン戦中、荒木から「肉離れにもいいと思うから1回やってみ」と勧められたものだ。
大島は名古屋市内の自宅浴室のシャワーノズルを炭酸風呂専用のものに変更。「そのシャワーを使ってお湯をためて炭酸風呂に入っている。けが予防になっている」と明かす。さらに「遠征のときは炭酸風呂の素があるのでそれを持っていって宿舎のお風呂に入れている。きめ細かい泡がプチプチはじけて、とにかく汗が出るし、目覚めもすごくいい」。もはや欠かせないものになっているのだ。
大島は、教えてくれた荒木に感謝しきり。今後も炭酸風呂効果で打ちまくる。