ブルワーズの怪物新人、ジェイコブ・ミジオロウスキー投手(23)が衝撃のポストシーズンデビューを果たした。本拠地ミルウォーキーで行われたナ・リーグ地区シリーズ第2戦の3回から3番手として登板。3回を投げ、打者12人を相手に1安打無失点、2四球4奪三振の快投で勝利投手となった。

 投じた57球のうち、31球が100マイル(約161キロ)、12球が102マイル(約164キロ)を計測。大リーグ公式サイトは「2008年に投手記録が始まって以来、ポストシーズンで投手が投げた時速100マイル以上の球として最多記録」と報じた。

 3回、先頭のカイル・タッカーにはこの日最速となった104・3マイル(約167・8キロ)と104・2マイル(約167・6キロ)と2球が104マイルを超え、三ゴロに打ち取った。同サイトは「このスピードはほとんど聞いたことがない」と脱帽した。

 ただ、チームメートにとって規定外のこの剛速球は想定内だったという。この日、初回に同点3ランを放ったアンドルー・ボーンは「彼がウオーミングアップをしている時、私は内野手に『彼はここで104マイルを投げるだろう』と言った。そして彼はそれを実現した」と明かし、この日先発したアーロン・アシュビーも「ポストシーズンでは彼がブルペンから発する雰囲気と彼がもたらすエネルギーを考えると、今日彼が104マイルを投げるだろうと予測できた」と語った。

 ミジオロウスキーは「興奮しすぎてアドレナリンが噴き出し、足元が分からなかった。でも、うまく着地できて楽しかった」とルーキーらしい初々しいコメントを残した。次回登板も絶対に見逃せない。