広島は12日のロッテ戦(ZOZOマリン)に4―5で競り負け、カード負け越しが決まった。

 6回に3点差を追いついたが、同点の7回に相手の先頭打者・藤原が放ったライナー性の打球を左翼手の秋山が直接捕球できずに後逸。結果的に三塁打となり、続く寺地の投手強襲の適時内野安打がV打となってしまった。試合後の新井貴浩監督(48)は「ビジターで3点差を追いついて…。だから余計に悔しい」と感情をあらわにした。

 とはいえ、ここまで交流戦の3カード終えて5勝4敗とまずまず。しかも明るい性格で無類のジョーク好きな新井監督がイジり倒してきたメンバーたちが、交流戦に入って軒並み好調に転じている。

 8日の西武戦(マツダ)で今季1号を放った矢野に対して「しばらくうるさいと思います(笑い)」と〝新井さん節〟を炸裂させると、前日11日は4時間56分に及んだ激闘に決着をつけるV打だ。また、投手陣で鯉将から最もイジられてきた島内はこの日、1イニングを無失点で抑えて通算100ホールドを達成した。

 さらに、新井監督の〝イジり芸〟は球団スタッフにまで及んでいた。死闘を制した11日の試合前には突如、報道陣の前で「皆さんに紹介したい人がいます」と玉山スコアラーを呼び出し。担当していたカードの負けが込んでいたそうで「今、何連敗中?」と暴露し、その後に行われた試合で同スコアラーの連敗脱出に成功した。

 巧みなコミュニケーション能力でチームを盛り立て続ける新井監督。今後も運気を上げる謎の〝陽キャマジック〟でけん引していく。