女子プロレス「マリーゴールド」が1日、岩谷麻優(32)が入団することを発表した。4月28日に14年3か月在籍したスターダムを退団。わずか3日後に新天地で会見を行いファンを驚かせた。4日の東京・後楽園ホール大会で高橋奈七永とのシングルマッチも決定。新たな一歩を踏み出した女子プロレスのアイコンが、新興団体の〝救世主〟になることを宣言した。

 岩谷は一昨年ごろから退団について考えていたが、自身が保持するIWGP女子王座と団体を思う気持ちから決断に踏み切れず。しかし4月27日の横浜アリーナ大会で朱里に敗れ、同王座から陥落。スターダムの岡田太郎社長と話し合った結果、翌日の28日付で退団した。岩谷が選んだのは、自身にとってプロレス界の父であるロッシー小川氏が昨年旗揚げしたマリゴだった。

 初のフリーとなった岩谷にはオファーが殺到したという。「退団して犬とゆっくり過ごしたりしている中で、たくさんの団体からXのDMでご連絡いただいて、岩谷麻優ってこんなに求められてるんだって思いました」と振り返った。その上で「出たいと思ってた団体からもご連絡があったので、マリーゴールドの岩谷麻優でよければ出させていただきたい。女子プロレスのアイコン・岩谷麻優を広めるために、今まではスターダムっていうでっかいブランドに頼ってましたけど、今後は自分の手で広めていかなきゃいけない。引き続き今度はロッシー小川側にオファーを出していただけたら」と笑顔を見せた。

 会見ではスターダム初期を思い出し、初心に返る気持ちだった。「良く言えばアットホーム感、悪く言えばインディー感(笑い)。懐かしい気持ちになりますね。メジャーを経験した私にとっては不安な部分もありつつ、ここから作り上げていくことにワクワクします」

 目標はもちろん、マリーゴールドを世界一の団体にすること。まずは高橋との一騎打ちだ。「昔の自分だったら入場曲が鳴った瞬間、涙が止まらなくなるぐらい怖い存在だった。でも今はもう、体の悪いおばあちゃんなので。逆に私的には高橋奈七永のチャレンジマッチですね。今の女子プロレスのアイコンをどう料理してくれるのか。楽しみですね」と不敵な笑みを浮かべた。

 また、ノア管轄のGHC女子王座は左ヒザを負傷し欠場中の天麗皇希が保持したままだ。同王座にも興味を持っており「IWGP女子を巻いて、GHC女子を巻いた人なんていないですからね。今まで自分はいろんな史上初だったり快挙を成し遂げてきたつもりなので。狙わないともったいないと思うので、視野に入れてもうグランドスラム狙います」と意気込んだ。

 現在のマリーゴールドには満足しておらず、団体改革の使命感にも燃えている。「技の失敗動画がXで回って来たり、正直、後楽園の集客もまだまだ。それに誰がエースなんだっていうところで自分がマリーゴールドの顔になりたい。私が救世主になりますよ」。女子プロレス界のアイコンが歩む新たな道に注目が集まる。