休息を知った王者に隙はなし!? 格闘技イベント「RIZIN.50」(30日、あなぶきアリーナ香川)で元谷友貴(35)を相手に初防衛戦を行うRIZINバンタム級王者の井上直樹(27)が意気込みを語った。
元谷とは2020年大みそかにも対戦し1ラウンド3分、裸絞めで一本勝ち。5年ぶりの再戦は昨年大みそかに発表されたが「そこからしっかり準備もできているので〝あとはやるだけ〟という感じですね」と静かに闘志をみなぎらせる。再戦ゆえの難しさはあるとしつつも「元谷選手の弱いところを突くのではなく、自分の苦手なところを研究した」と作戦の一端を明かす。その上で「そこから元谷選手がしてくるであろうことを…みたいな」と多くは語らずも張り巡らした〝ワナ〟で仕留める意向を示唆した。
ちなみに、井上と言えば周りが止めても体を動かし続ける〝練習の虫〟として知られる。ゆえにケガも多いのが玉にキズだ。実は王座を獲得した前回9月のキム・スーチョル戦も試合の約2週間前に右肩をケガしていた。だが、これが文字通りの「ケガの功名」で「試合でちょっと調子がよかったんです」と意外なことを口にする。
ケガから約1週間、練習ができなかったが、おかげで疲労が取れたとして「パンチのキレもすごく良くて打撃で圧倒することができたんで〝体の疲れって、2~3日で取れるもんじゃないんだな〟って思いました」と痛感したとのこと。これまで試合前に練習を休んだ記憶はないと告白しつつ「だから今回は休みをちょっと取り入れました。2週間くらい前からペース的には、休んで練習して、休んで練習して、みたいに」と明かした。
今後については「もちろんチャンスがあればUFCに挑戦するのも選択肢にはあるんですけど…。まずはしっかり実力をつけてRIZINで相手がいなくなるくらいまでになりたいですね」と長期政権を誓う。バンタム級王座はいまだかつて防衛に成功した選手がいないが「なんなら、自分と対戦するために向こう(UFC)の選手が来日するという状況をつくるぐらいの気持ちで、ベルトの価値を上げていきたいです」と話した。
まずは元谷を下して初防衛に成功し〝最多防衛記録〟を樹立したいところだ。












