日本ハムがオープン最終戦となった23日のヤクルト戦(エスコン)に7―4で勝利。16試合の全日程を終了して10勝3敗3分けで見事に15年ぶりの〝優勝〟を飾った。ただ、新庄剛志監督(53)の視線はすでに28日の西武との開幕戦(ベルーナ)に向けられ、周囲の度肝を抜く「開幕戦限定オーダー」がサク裂しそうだ。

 有終の美を飾った新庄監督はオープン戦の好結果に関心を示さず、試合後には「もう開幕3連戦のことしか考えてない」と言い切り、敵地3連戦に目を向けた。その中でも最も重視しているのが「開幕戦」だという。

 相手先発は2年連続の2桁勝利に加え、昨季最多奪三振のタイトルを獲得した今井達也投手(26)が濃厚。力感のないフォームから投じられる剛球で三振を量産する好投手だけに、手ごわい相手であることは間違いない。

 仮に今井を攻略できず開幕戦を落とすことになれば「シーズン最初の1試合」とはいえ、オープン戦の勢いを一気にそがれる可能性もある。そこで指揮官は開幕戦限定の特別オーダーを組み、剛腕攻略に挑むことに含みを持たせているのだ。

「今井君の(投球)映像を見ているけど、打つのが厳しい感じがするので。フォアボールもないですよね。粘って粘って何とか塁に出てくれたらという感じになるはずなので。(攻撃陣に)長打はそんなに期待していない。(起用する選手は)やっぱり足と守備範囲かな。今井君(が投げる時)だけね」

 この発言から考えれば開幕戦は俊足に加え、守備重視の選手を起用することが予想される。現チームでいえば外野は五十幡や矢沢、松本剛ら。内野なら上川畑や水野らが中心だろう。反対に長打を武器とする選手は好不調にかかわらず、ベンチスタートとなる可能性がある。

「たぶん(試合は)僅差になると思いますから。2―1か1―0。で、うちの得意のノーヒットで1点と守備。(開幕スタメンは)ギリギリまで考えるけど、なんせ今井君なんで。まだ今井君(の映像)をスローで見てない。コマ送りで見てないんで(笑い)。もちろん相手も研究してくるでしょうけど、そこを覆すのが僕じゃないですか。研究の研究の研究をしてるからね」

 最後にこう力強く言い切った新庄監督。やはり開幕戦は周囲を仰天させるスタメンで泥くさく勝利をもぎ取る公算なのかもしれない。