メッツのフアン・ソト外野手(26)がメッツ入りの経緯を語っている。オフの超目玉と注目され、ヤンキースをはじめとする複数球団によるマネーゲームの揚げ句、15年7億6500万ドル(当時約1147億円)でメッツと契約。ヤンキースも16年7億6000万ドルまで引き上げたが、及ばなかった。

 ソトは米メディア「スポーツイラストレイテッド」で改めて当時を振り返り「ヤンキースはナンバー1だった」と残留も念頭に置いていたとしたうえで「この契約がどのくらい続くのかを考えるとこの決断に至った。彼ら(メッツ)のファームシステムには何があるか、このチームで何回いい成績を残せるか。ヤンキースは今後5~6年はいい成績を残すだろうことは分かっている。それ以降は分からない」と話している。

 メッツのオーナーのスティーブ・コーエン氏の存在も大きく「メッツはとにかく違った。彼が注ぐ努力です。野球のことだけでなく、私の家族にも多くのことを気にかけてくれる。気を配るやり方です。わたしにとって意味のあることでした」と感謝の言葉を並べた。

 当時、ヤンキースの警備員がソトの家族を球場から締め出した〝事件〟や、家族に球場スイートルームが提供されなかったことなどが報じられ、ヤンキースを断った原因ともされたが「何も起こっていません。警備員が私の家族を連れてくるとか、放っておくとか、そんなくだらない話が流れている。真実ではありません」と否定。一方で交渉については「彼らはきちんとやり遂げることができなかった。やり遂げたかったけど、行ったり来たり…ぐずぐずしていた」と煮え切らなかったという。

 明暗を分けたのはヤンキースのスタインブレナー氏とメッツのコーエン氏の〝オーナーの差〟だったといういうことか。ソトは「コーエン氏は毎年、勝てるチームを作ろうとしている素晴らしいオーナーだ。彼にはその能力がある。私は彼を全面的に信頼しています」とメッツにすべてを捧げる覚悟だ。