ソフトバンク・上沢直之投手(31)が16日の日本ハムとのオープン戦(みずほペイペイ)に先発し、5回9安打5失点と炎上した。

 打線につかまり、盗まれた。2023年まで12年間在籍した古巣の新庄監督はマルティネスやレイエス、万波といった長打力のある主軸をベンチに置き、機動力を重視したオーダーをぶつけてきた。すると、初回は矢沢と松本剛に二盗、2回二死一、二塁の場面では五十幡と矢沢に重盗を決められた。序盤の4盗塁でリズムを狂わされて3回まで9安打を許し、大量失点を喫した。

 この結果には小久保裕紀監督(53)も口を開かないわけにはいかなかった。被安打については「不運な安打もあった」と責めなかったが、4盗塁を許したことには「走られたところは修正しないといけない」と改善を求めた。

 上沢自身も修正の必要性を認識している。試合後には「なるべく走られないようにするのが大事。クイック(の癖)とか予備動作があるのかもしれない。予備動作があるんだったら自分で管理できると思う。次の試合に向けて修正していきたい」と淡々と語った。

 上沢が「もともと足を使うチーム」と語ったように、昨季の日本ハムの盗塁数はリーグトップの「91」。企画数の「143」を考えれば失敗も多かったが、積極的に次の塁を狙ってくる姿勢は脅威となる。

 シーズンに向けて前哨戦ともいえる試合で露呈した大きな〝穴〟。走られ放題では試合をつくることもままならなくなるだけに、修正は必至といえそうだ。