「ACN EXPO EKIDEN(エキスポ駅伝)」(16日、万博記念公園~大阪・関西万博会場前、7区間54・5キロ)で7位だった青学大の原晋監督(58)がレースを振り返った。

 駅伝界史上初めて大学と実業団の有力チームが直接対決した一戦は、トヨタ自動車が2時間32分48秒で完全優勝を達成。青学大は1区鶴川正也(4年)が区間3位の好走を見せると、2区小河原陽琉(1年)が2位に押し上げる。しかし、4区安島莉玖(1年)が区間14位と失速し、順位を7位に落とす。その後は上位争いに絡めず、大学勢4番手でフィニッシュした。

 大会前に「わんぱく大作戦」を発令した指揮官は「50点」と採点した上で「もうちょっと思い切った冒険をしてほしかった。特に安島のところかな。彼はリミッターを外せる走りが特徴なので、あまり前後関係なく、失敗を恐れずに攻めのレースをしてほしかった。時計を見て駅伝をするのではなく、前後の選手との流れの中で走っていく。マニュアルにとらわれないギラギラした走りが多くの人に感動を呼ぶと思う」との見解を語った。

 その一方で前半区間の選手には高評価を与えた。今大会は一部の主力選手の状態が上がらなかったことから、来季の箱根駅伝も見据えたオーダーを形成。「3区までは合格点を与えられるかなと。2区の小河原、3区の飯田(翔大、1年)については、箱根駅伝でも往路要員として戦えるメドがついたかなと思う」と収穫も口にした。

 トヨタ自動車の圧勝劇には「これは視聴率が下がるぞと思いながら見ていた。予想通り3区、4区で抜け出した」と脱帽。悔しさも残るレースとなったが、この経験を次なる戦いにつなげていく。