「ACN EXPO EKIDEN(エキスポ駅伝)」(16日、万博記念公園~大阪・関西万博会場前、7区間54・5キロ)で初代王者に輝いたトヨタ自動車の熊本剛監督が〝本気の布陣〟で臨んだ理由を明かした。

 駅伝界史上初めて大学と実業団の有力チームが直接対決した一戦は、トヨタ自動車が2時間32分48秒で完全優勝を達成。1区吉居大和が区間賞の走りでトップに立つと、3区太田智樹、4区サムエル・キバティが後続との差を広げ、他チームを圧倒した。

 大会前には青学大の原晋監督が駆け引きの一環として、実業団の外国人選手起用に懐疑的な声を示していた。それでも、4区にキバティを起用した意図を会見で説明。「万博というイベントを盛り上げるための駅伝。万博は国際親善だったり、いろんな文化が交流する場だと思っている。そういう意味でケニアは長距離の中で世界トップの国に1つだと思っているので、ケニア人選手の走りを沿道の方に見ていただくのも1つだと思った」と語った。

「しっかりプライドを持って優勝を目指す」との覚悟で挑んだ一戦で、有言実行を果たしたトヨタ自動車。大学生を相手に底力を見せつけた。