「ACN EXPO EKIDEN(エキスポ駅伝)」(16日、万博記念公園~大阪・関西万博会場前、7区間54・5キロ)は、実業団のトヨタ自動車が2時間32分48秒で完全優勝を飾ったが、レース後のあるシーンが話題となった。
表彰式ではトヨタ自動車に対し、チャンピオンリングとチャンピオンベルトが贈呈された。野球界やボクシング界、プロレス界で見受けられる光景だが、陸上界では異例。選手たちに手渡されると、会場からどよめきが起きた。
ではなぜ異例の品を贈呈したのか。今大会を主催する朝日放送グループホールディングスの担当者は、本紙の取材に対し「やっぱり(大学生と実業団の)対抗戦ということで、バトルみたいなイメージでチャンピオンベルトを贈呈したいという話になった。こんな大会はあまりないので、普通にトロフィーとかではなく、何かひねりたいと思った」と明かした。
さらに関西人魂も自然と湧き出たという。「チャンピオンリングが面白いやんというのもあった。ワンサイズなのでつけて歩けないけど、メジャーのチャンピオンにあやかった。チャンピオンベルトはガチンコバトルを目指していて、ボクシングの井上尚弥選手みたいなイメージで、普段と違う大会のものにしたいという思いがあった」と照れ笑いを浮かべた。
1区を走った吉居大和は「大学生と戦う立場として、スタートするのが怖かったけど、結果的に優勝することができて良かった」と安堵の表情。駅伝界史上初めて大学と実業団の有力チームが直接対決した一戦は、実業団が意地を見せた形となった。












