大相撲春場所2日目(10日、大阪府立体育会館)、新横綱豊昇龍(25=立浪)が幕内若隆景(30=荒汐)を寄り切って初白星を挙げた。

 横綱デビューとなった初日は小結阿炎(錣山)に突き出されて黒星発進となった。師匠の立浪親方(元小結旭豊)は2日目の取組前に取材に応じ「毎日が経験。(横綱)土俵入りのこともある。まだエンジンがかかっていない。昨日(初日)は顔つきも〝らしく〟ないところがあった。早く慣れてほしい」と弟子の境遇を思いやった。

 その一方で「懸賞の数もすごい。相手も必死になってくるよね。目の色が変わるよ」とポツリ。地位の重みを再認識した様子だった。

 初日の阿炎戦では42本もの懸賞がかかり、力士の手取りは252万円。格下の力士にとって、こうした臨時収入は大きな発奮材料。横綱と言えども、必死に立ち向かってくる相手を退けることは簡単ではない。

 この日は豊昇龍が勝ち名乗りを受けて懸賞27本、162万円を獲得。〝懸賞争奪戦〟の行方にも注目だ。