V6岡田准一(33)主演のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」で、ナレーションを務めた女優・藤村志保(75)が背骨の圧迫骨折のため緊急降板。収録済みの第6回(2月9日)放送分以降は、元NHKで現在フリーの広瀬修子アナウンサー(69)が務めることになる。これにジャニーズ事務所関係者が安堵しているという。


 芸能プロ関係者の話。


「藤村さんのナレーションの評判は最悪でした。ネット上でも『おどろおどろしすぎる』『滑舌が悪い』など散々でしたからね。ジャニーズ関係者もホッとしていますよ」


 無理もないだろう。ドラマの初回平均視聴率は18・9%。これは最近10年間で最低視聴率に終わった「平清盛」(17・3%)に次ぐワースト2だからだ。第2回になると16・9%とさらにダウン。第3回は18・0%とやや浮揚するものの、第4回には再び16・5%まで落ちた。このまま落ち続ければ、“ジャニーズ最後の砦”岡田の今後にまで禍根を残しかねない。「そのためには、少しでもネガティブな雑音がない方がいいでしょうね」と同関係者。


 そんな中、不思議な現象がささやかれている。今回の交代劇についてNHKは「(藤村が)医師から絶対安静と診断された。収録は困難と判断した」と説明しているが、ある芸能関係者によると「藤村さんは骨折した先月3日から降板を発表する29日までの間に1度収録しているはず」。


 絶対安静なのに、なぜ収録できたのだろうか。本紙はNHKに複数回問い合わせたが、「担当者が外出中」「今、席を外している」とつないでもらえず。代わりに対応した関係者も「担当じゃないので分かりません」とにべもなかった。


 前出の芸能関係者は「そもそも絶対安静というぐらい症状がひどいのに、発表が29日までずれ込んだのもよく分かりませんね。いろいろ邪推したくなります」と指摘しているが…。
 (視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)