ヘンリー王子夫妻は昨年5月、ニューヨークのイベント出席後に約2時間、パパラッチとのカーチェイス騒動に巻き込まれ「大惨事直前だった」と訴えていたが、このほどニューヨーク市警が騒動は事実だったことを認めた。英紙エクスプレスが28日に報じた。

 ニューヨーク市警の情報部長が認めたもので「夜間におけるパパラッチ側の車両法と交通法規の無謀な無視と、危険で容認できない行動が執拗に続いていた」とカーチェイス騒動が事実だったとの声明を出した。
 
 同市警の幹部は、夫妻が乗ったタクシーを追うため、無謀な危険運転を犯したとしてパパラッチ2人を逮捕するための十分な証拠を保持していると発表している。また、この事件を受けてヘンリー王子夫妻がニューヨークを訪問する際は警備体制を強化するという。

 この騒動は「極めて強引なパパラッチに2時間以上も執拗に追いかけられ、大惨事寸前のカーチェイスに巻き込まれた」とヘンリー王子が訴えていたが、周囲の反応は「カーチェイスと呼べるものではなかった」「クレイジーな誇張」といった冷ややかなものだった。

 負傷者も出なかったため、ニューヨーク市警察の警官も当時は「追跡は間違いなく2時間ではなかった。ヘンリー王子が乗ったタクシーと警備の車が合流していたのは20分間だけ」と指摘していたが、騒動から約9か月も経過した後、ようやく「事件」として認められたことになる。

 ヘンリー王子は身辺警護についての裁判に敗訴したばかりで、何とも皮肉な展開となった。