英国でも奇妙な理由で救急車を呼ぶ事例が問題になっている。「ケバブを食べ過ぎた」というあきれた通報などがあったという。英メディア「スカイ・ニュース」が23日、報じた。

 英国での緊急ダイヤルは999番で、オペレーターが警察、消防、救急のどこにつなぐか対応する。

 その999に「ケバブを食べ過ぎた」と電話があった。オペレーターが「何が起こったのか正確に教えてください」と質問すると、電話を掛けた人物は「昨日の夕方、ケバブを食べました。いつもより少し多めに食べたかもしれないが、今朝はお腹がすごく痛かった」と答えたという。

 他に「入れ歯がどこかにあるか分からない」「郵便受けに手が挟まっている」「トウガラシを目にこすってしまった」「数日間のどが痛い」など、緊急ではない電話が多々あった。

 ウェールズ救急サービスへの昨年の通報件数は41万4149件で、そのうち6万8416件は緊急事態ではなかったという。

 救急医療部門のエグゼクティブディレクターであるアンディ・スウィンバーン氏は「不適切な通報はすでに限界を迎えているサービスにさらに負担をかけ、他の人の救助が遅れる可能性がある。救急隊員と技術者は命の危険が差し迫っている人々を助けるために訓練を受けています」と話している。

 日本では三重県松阪市が救急車を呼んで救急搬送されても入院に至らなければ、患者1人につき7700円を徴収すると発表した。6月1日から。さまつな理由での出動もあり、緊急医療体制を維持する目的だ。