ボクシングの前WBO世界スーパーフライ級王者・中谷潤人(26=M・T)が4日、3階級制覇をかけて王者アレハンドロ・サンティアゴ(27=メキシコ)に挑戦するWBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦(2月24日、両国国技館)へ向けた恒例の米国ロサンゼルス合宿へ羽田空港から出発した。

 これまでの米国合宿はは1か月半~2か月行っていたが、今回は1か月と短め。帰国してから試合までにゆとりがある方がいいとの考えで、中谷は「今回はチャンピオンに挑戦する形に感謝して、死に物狂いで仕上げていかないと、という気持ち。密度の濃い練習を積めたら」と気合を入れた。

 昨年12月26日には4階級制覇王者の井上尚弥(大橋)がスーパーバンタム級で4団体王座統一に成功。WBA&IBF同級統一王者マーロン・タパレス(フィリピン)を10回KOで破る快勝だったが、モンスターにしてはやや手こずったとも思える内容に、いわゆる〝階級の壁〟を指摘する声も聞かれた。

 中谷は172センチという軽量級では長身の持ち主で、以前には6階級制覇の目標を語っている。結果を出すのが最優先だが、通過点といえる3階級制覇で〝階級の壁〟を感じさせてはいられない。中谷は「期待を超えるのがプロだと思う。相手が頑張れば長引いちゃうのもしょうがないですけど、内容にこだわって、結果としてノックアウトをお見せできたら」と快勝を宣言した。ネクストモンスターの拳が壁を叩き壊す。