ボクシングのWBC&WBO世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(30=大橋)とWBA&IBF同級王者マーロン・タパレス(31=フィリピン)の4団体統一戦(26日、東京・有明アリーナ)が近づく中、1つ上のフェザー級では「打倒モンスター」を掲げるボクサーが続々と名乗りを上げている。

 米国の専門メディア「ボクシング・シーン」は「ブルース・キャリントン、井上尚弥を〝脱線〟させる力があると確信」と題する記事を掲載。東京五輪米国代表でプロ転向後10戦無敗のブルース・キャリントンをクローズアップした。

「WBCとWBOのスーパーバンタム級王者になったばかりの井上尚弥は、4団体統一まであと1試合に迫っている。もし井上が大方の予想通りマーロン・タパレスを退けることに成功すれば、井上にとって次のステップはもう1つ上の階級に挑戦することだろう」と階級アップを予測する。

 さらに「現在、井上とキャリントンを隔てている4ポンド(約1・8キロ)は消えてなくなる可能性がある。キャリントンはフェザー級タイトル戦線には加わっていないものの、井上の決断を待っている。限られた試合数でずうずうしいと言われようが、キャリントンは経験不足は関係ないと考えている。今のところ、彼は井上を含め、誰にも引けを取らないと確信している」と記した。

 その上で、米国のボクシング専門ユーチューブチャンネル「トゥルー・スクール・スポーツ」でキャリントンが語ったコメントを引用。「自分がベストだという人たちと、自分を試すのが好きなんだ」「私は自分が最高だと信じているし、人々は井上が最高だと言う」「井上は現在最も偉大な選手の一人だ。彼は間違いなく将来の殿堂入り選手になるだろうが、私には彼を狂わせるのに必要なものがあると確信している」と伝えた。

 かねてフェザー級ではIBF王者ルイス・アルベルト・ロペス(メキシコ)らがモンスターとの対戦を熱望。王者のみならず将来の王者候補も名乗りを上げる状況は、井上のネームバリューの表れと言えそうだ。