フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル最終日(9日、中国・北京)、男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)2位の宇野昌磨(トヨタ自動車)は191・32点、合計297・34点で銀メダル、SP3位の鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)は184・93点、288・65点で銅メダルだった。

 連覇の懸かる宇野は冒頭の4回転ループを軽やかに着氷させ、出来栄え点(GOE)で2・55点の加点を引き出すも、4回転フリップを含む3本のジャンプで「q」(4分の1回転不足)がついた。演技後には「なんとかやったなという感想が1つ目。比較的ジャンプ以外の部分がうまく体を動かしきれなかった部分はあるが、しっかりと自分の力は出し切れた演技だったかなと思う」と振り返った。

表彰台に並ぶ(左から)宇野、マリニン、鍵山(ロイター)
表彰台に並ぶ(左から)宇野、マリニン、鍵山(ロイター)

 GPシリーズ第6戦NHK杯では、4本の4回転ジャンプ全てに「q」がついた。「きっちり降りるジャンプを飛ばなければ、毎回回転不足をとられてしまう。今からジャンプを改善することは難しい。競技から退くということも全然あるなと思う試合だった」と率直な思いを吐露していたが、同様の判定に泣かされてしまった。

 鍵山は初のGPファイナルで表彰台を死守した。ケガからの完全復活を目指す中で、フリーで自己ベストを更新。全日本選手権(21日開幕、長野・ビックハット)に向けて、大きな弾みになりそうだ。