中国1部武漢三鎮の高畠勉監督(55)が、かつて〝爆買い〟で一世を風びした中国リーグの実情を語った。

 武漢三鎮は29日に行われたアジアチャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグの浦和戦(埼スタ)で1―2と敗れた。

 中国勢は近年、新型コロナ禍による出入国時の待機措置の影響もあって、ACLにはユースメンバー主体のチームを送り出してきた。今大会からは、ようやくコロナ禍以前のようにトップチームで出場している。

 そうした点を踏まえて、中国とアジアの他国との現状比較について高畠監督は「中国バブルがはじけてサラリーの問題とかはあるが、外国人選手なんかは有名な選手がまだ残っているし、レベル的には上がってきているかなという印象はある」と中国リーグ自体は破産など財政問題をはらみながらも着実に進歩しているとの見解を示した。

 そして「ACLにトップチームが久々に出てきて、日本、韓国のチームは力があるなという印象。ただ、中国スーパーリーグも上位はレベルが高いから、もうちょっと慣れればアウェーの地や相手のサッカーに、臨機応変に対応するとかはもっとできると思う」と国際舞台での経験を改めて重ねるうちに、再びアジアで競争力を取り戻すと期待を寄せた。

 高畠監督は2016年から中国での指揮を続けており、その言葉には説得力がありそうだ。