サッカー日本代表MF久保建英(22=レアル・ソシエダード)の価値が〝プラチナ化〟している。今季は自身初となる欧州チャンピオンズリーグ(CL)の舞台で活躍。今後について元日本代表MF前園真聖氏(50=本紙評論家)は、限られた超強豪クラブへ飛躍の可能性も指摘した。

 久保は21日に行われたシリア戦で日本代表の一員として、強烈ミドルの先制弾を含め1得点1アシストと活躍。今季は所属のRソシエダードでも大きなインパクトを残している。

 開幕からゴールを量産し、リーグ戦で早くも5得点。前園氏が「とても調子はいいですね。やはり今のチームは彼のプレースタイルにフィットしていますし、本当に素晴らしいプレーを見せています」と舌を巻くほどだ。

 特筆すべきは最高峰の舞台であるCLでの活躍ぶり。「インテル(イタリア)戦では相手が2人で対応していたように、それだけ相手に影響を及ぼす存在になっています。CLに初めて出て、スペインだけではなく他国のチームにとっても脅威になっています」。CLデビューとなった9月20日のインテル戦では徹底マークされながら何度も好機を演出。昨季の準優勝チームを相手に爪あとを残し、欧州各国でさらに評価を高めた。

 ここまでCLの4試合全てに先発して攻撃をけん引し、D組首位の原動力となっている。「スペイン以外でも間違いなく注目を集めていますし、今の状態が続けば、今後は間違いなく他の国からのオファーも出てくるでしょう。優勝を争うチームからもオファーが来るのではないでしょうか」と前園氏は指摘。評価がうなぎ上りの久保を獲得できるのは、もはや一部の超強豪に限られるほどその価値は〝プラチナ化〟しているわけだ。

 久保を巡っては、スペインでは古巣のレアル・マドリードやバルセロナへの復帰や、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティーやマンチェスター・ユナイテッド、リバプール、アーセナルなど屈指の名門による関心が現地で取りざたされている。日本の至宝が活躍すればするほど、争奪戦はヒートアップしていきそうだ。