F1今季最終戦アブダビ・グランプリ(GP)でアルファタウリの角田裕毅(23)が見せた〝劇走〟が、欧州のモータースポーツ専門メディア「クラッシュ」で最高評価の10点満点を与えられた。

 角田は6番手スタートから序盤に上々のスピードを見せつつも、20選手中わずか3人しか選択しなかった1ストップ作戦を敢行。中盤に一時先頭に立つなど多くのファンを魅了し、終盤は順位こそ下げたが最後はレジェンドのルイス・ハミルトン(メルセデス)の猛追をしのいで8位を死守する快走で8位入賞を果たした。

 強烈なインパクトを残した走りはファンから支持され、最も活躍した選手に贈られる「ドライバー・オブ・ザ・デー(DOD)」を初受賞。「うまくいかなかったが、1ストップ戦略を試したことを後悔はしていない」と角田は語った。

 この劇的な走りは大きな反響を呼んでおり、「クラッシュ」は出場全選手を詳細に評価した上で、角田を優勝した絶対王者マックス・フェルスタッペン(レッドブル)とともに10点満点の最高評価。「週末の主役。好ポイント獲得へ後押しされて予選6位。そして1ストップ戦略はうまく機能しなかったが、最終ラップでハミルトン(メルセデス)をかわすことに成功した」と激賞した。

 その上で、今回の走りが角田の将来を左右すると展望。「角田裕毅が2025年に向けて、レッドブルから無視されるべきではない理由を示した」と王者レッドブルへの昇格へ大きく前進したとの見解を示した。

 アブダビGPでの快走により、大きなステップアップが望めるかもしれない。