WWEで〝キング・オブ・ストロングスタイル〟中邑真輔(43)が狙う「次のいけにえ」が注目を集めている。

 世界ヘビー級王者セス・ロリンズ、リコシェとの抗争を経て「次のいけにえ」に向けて、日本語の英語字幕付き動画でメッセージを送り続けてきた。WWEを放送する「ABEMA」が16日に都内で会見を開き、中邑は帰国して出席したが、「次のいけにえ」について「誰をさして言っているのかは、たくさんヒントをちりばめて投げかけているので、それを楽しみにしてほしい」と話し、標的が誰かを明かさなかった。

 謎が深まる中で、20日(21日)のロウ(ミシガン州グランドラピッズ)ではユニット「アルファ・アカデミー」のチャド・ゲイブルとシングル激突。先々週は戸澤陽、先週はオーティスと同ユニットを立て続けに撃破しており、強烈なキック、コーナー上段に乗せられたゲイブルのボディーにヒザを打ち込み、軽快に攻め立てた。

 ゲイブルはネックブリーカーで反撃するが、中邑の勢いは止まらない。ジャーマンを切り返してバックスピンキック。キンシャサは返されてジャーマン、投げっぱなしドラゴンスープレックスで叩きつけられたが、ゲイブルのムーンサルトプレスに両脚を突き立ててカウンター。続けてリバースパワースラムで叩きつけた。再びアンクルロックで捕獲されたものの、回転して脱出。さらにゲイブルをフルネルソンの体勢で捕らえた。ゲイブルが丸め込みで切り返そうしたところで、上から体重をかけて押さえ込み、3カウントを奪った。

 ベテランらしい〝巧技〟がさく裂して、アルファ・アカデミーに3連勝。人気ユニットとの抗争に決着をつけ、いよいよ「次のいけにえ」に矛先を向けるのか。試合後、中邑はWWEの公式インスタグラムで、こう英語でコメントした。

「どれだけ、待てばいいんだよ。俺は戦う準備はできてんだよ。おめえはどこにいるんだ? 知ってるぜ、お前は近くにいるんだろ? お前を支配してやる。これは俺のチャンスだ。俺は待ってるぜ!」

「次のいけにえ」には、ファンの間で待望される〝あの男〟の登場も含めて、さまざまな名前が挙がっている。「近くにいる」という標的に、25日(日本時間26日)のPLE「サバイバーシリーズ」(イリノイ州シカゴ)、または来週のロウで動き始めるのか。キング・オブ・ストロングスタイル〟の答えは果たして――。