エンゼルスからFAになった大谷翔平投手(29)の移籍交渉について具体的な動きは全く報じられていない。MVP受賞後の大谷の会見は行われず、代理人を務めるネズ・バレロ氏の動静も不明だ。米スポーツサイトのブリーチャーリポートは19日(日本時間20日)に「大谷翔平を獲得する大リーグ全30球団の可能性ランキング」というタイトルで各球団のランキングを発表し、1位にドジャース、2位にレンジャーズ、3位にレッドソックスが入った。

 本命視されている常勝チームのドジャースが1位、今季のワールドシリーズを制覇したレンジャーズが2位に挙がるのは予想通りとして、過去4年間で3度の地区最下位のレッドソックスが上位に入っていることは意外だ。

 同サイトは大谷とレッドソックスをつなぐものとして「少なくとも一つの共通点がある。フェンウェイ・パークへの愛である」と指摘する。その理由としてかつて「大谷がボストンを訪れ、フェンウェイ・パークで投げることに好感を持っていると公言した」ことと、「ボストンに本社があるニューバランス社と契約しているというビジネス上のつながりがある」ことを挙げた。

 だが、「仮に資金があったとしても、レッドソックスに必要なのは即戦力の投手であって、守備面での価値がないもう一人の左打者ではない。大谷はこの4年で3度目の最下位に終わったばかりのチームに本当に入りたいのだろうか?」と疑問を投げかけた。

 4位ジャイアンツ、5位カブスも有力候補ではあるが、ブルージェイズは6位に急浮上だ。同サイトは「ブランドン・ベルトが再びFAになり、左打者のDHのスポットが空いた。大谷はその穴を埋める最高の選手」で、複数の有力記者が「ブルージェイズは何か大きなことをしたい、と聞いている」と伝えたことを紹介。一方、資金的には「疑わしい」とバッサリ。「24年(のチーム総年俸予想額)は2億500万ドル(約306億7000万円)で、23年より1100万ドル(約16億4500万円)少ないだけだ」と指摘した。

 7位メッツ、8位ヤンキース、9位マリナーズと続き、10位がエンゼルス。「9年間プレーオフに出ていない」「ファームシステムは破綻している」と酷評している。下位を見てみると28位がロイヤルズ、29位はパイレーツ、30位がアスレチックスだった。