【赤ペン! 赤坂英一】「若いヤツ、出てこいや~!って感じです。ウチの場合はまだまだ、発展途上のチームだから」

 広島・新井監督が若手の台頭を熱望している。日南秋季キャンプでは連日、選手を手取り足取り直接指導。一軍未経験のドラフト2位新人・内田湘大内野手(19)に約40分間も打撃フォームの改良を施すなど、自らチームを底上げしようという姿勢が目立つ。

 内田は来年一軍キャンプに抜てきできそうかと新井監督に聞くと「気が早過ぎますね」と前置きしてこう答えた。

「来年は二軍スタートかもしれないけど、よかったらすぐ一軍に呼んで帯同させます。韮沢(雄也=22、4年目)も2月の最初は二軍で、すごくいいよと報告を受けて一軍の紅白戦に出したらブワーン!と打ってね。オープン戦で結果残して開幕一軍に入った。だから、そういうチャンスは選手のみんなにあるんです」

 もっとも、若手の躍進が必要なのは、また来年も打線を固定できそうにないからでもある。

「理想は固定です。やっぱりカープが優勝した年は1番広輔(田中)、2番キク(菊池)、3番丸、4番誠也(鈴木)、5番以下もマッちゃん(松山)とか、ブラッド(エルドレッド)と戦力がそろってましたよね。でも、今のウチは発展途上のチームですから、来年も今年と同じような戦い方になると思う。そういった中で、若手がどれだけ伸びるか、力をつけてくるか、です」

 今季は5年ぶりのAクラス、優勝した阪神に次ぐ2位を確保し、新井采配を高く評価する声も多かった。だが、勝負どころにきて西川、秋山、菊池、上本など主力に故障者が続出したことが大きな反省点だった、と当の新井監督は振り返る。

「そこは自分のマネジメントのミスだって反省してます。やっぱり中堅から上、ベテランの選手はある程度休みを取らせながら起用していかないといけない。自分としてもそういうつもりでやってたんですけど、来年はもっと休みを与えていく必要があるでしょうね。でも、その分、若手にはチャンスが増える。一軍で経験を積むことができる。今年でいえば、末包(昇大=27、2年目)がいい例だったと思う。来年は誰が出てくるのか。こっちは、出てこいや~!って感じです」

 新井さんの熱い期待に応える若ゴイは何人いるか、注目していきたい。