男子テニスのシーズン最終戦、ATPファイナル(イタリア・トリノ)のシングルス1次リーグが行われ、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)はホルガー・ルーネ(デンマーク)を7―6(7―4)、6―7(1―7)、6―3で下し、白星スタートを飾った。

 しかし、この試合でジョコビッチの〝暴挙〟が話題に。第3セット2―0でリードした後、ルーネにブレークを許すとベンチに下がった際に感情が爆発。イスに立てかけてあった2本のラケットを足で踏みつけ破壊した。会場は大ブーイングの嵐となった。

 ネット上では「またジョコビッチがやった。トレードマークの悪いふるまいだ」「ラケットの壊し方まで完璧だね」と非難の声。英国メディア「デーリー・エクスプレス」も「ジョコビッチがラケットを踏みつけフラストレーションを爆発させた」と報じた。
 
 この試合でジョコビッチは史上最多を更新する8度目の年間世界ランキング1位が確定したが、ラケット踏みつけはさらなる議論を呼びそうだ。