マリナーズで会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏(50)が、4日から2日間、北海道・旭川東高で野球部を臨時指導。自身のことを「鈴木さん」と呼んだ部員をいじった。

 イチロー氏は2019年3月の引退後、高校生の指導を開始。20年から4年連続で今回が7校目となる。従来のサプライズではなく、今回は事前に部員へ訪問を告知したため練習中は数多く助言を求められ、「過去の高校生と比べて質問の数が断トツ。これだけいろいろな質問できるってすごい」と驚いていた。

 自身の訪問を伝える動画を見たというイチロー氏。講師の予想で「鈴木さん」と答えた部員を見つけると、「鈴木さんってもう最近自分でも忘れるくらい呼ばれていない。僕のこと鈴木さんって呼ぶの、高校の後輩か、あとは病院の待合くらい」と軽くいじって距離を詰めた。

 打撃指導では自らバットを持って速いトスと遅いトスを織り交ぜたティー打撃を実演。フリー打撃では力強い打球を飛ばして生徒から喝采を受けた。「50歳でもやり続ければ飛距離が伸びている。みんなは吸収力が半端じゃないから、冬の間でめちゃくちゃ変わるよ」と笑顔だった。

 指導を終えたイチロー氏は「(雰囲気が)仲良しすぎるかな。厳しいことも言える雰囲気の方が強くなっていく。もちろん認めることも大事だけど、戦わせるのも大事。バランス良く共存していけるのがいい」と目標である甲子園出場には厳しさも必要と説いた。