日本の現在地は? 体操世界選手権(ベルギー・アントワープ)の男子団体総合で優勝した日本代表が10日、羽田空港に帰国。エースの橋本大輝(22=順大)は「(世界選手権)団体で金メダルは取れたけど、まだ五輪団体で金メダルは持っていないので。それを取るために、どうしたらいいのかを考えながら演技をしていく」と銀メダルに終わった東京五輪のリベンジへ意気込んだ。

 前回五輪で銅メダルの中国は、同時期に行われていた自国開催のアジア大会に主力メンバーを選出した。また、五輪連覇を狙うロシア勢は、ウクライナ侵攻に伴う制裁で世界選手権には出場せず。ただ、パリ五輪は中立選手の立場で参加が可能となる見通しだ。来年の大舞台では、より強力なライバルが日本の前に立ちふさがることになる。

 日本男子の佐藤寛朗ヘッドコーチ(HC)も「(中国とロシア勢は)間違いなく強い」と警戒する。今大会で日本は、あん馬で千葉健太(セントラルスポーツ)が落下するなど2種目を終えた時点で4位に沈んだ。佐藤HCは「今回、取りこぼした前半種目を拾っていかないと(五輪で勝つのは)厳しいのかなと思います」とチームとしての課題を挙げた。

 また、中国はアジア大会で262・025点をマークしたのに対し、日本は世界選手権で255・594点。大差をつけられた格好だが、佐藤HCは「今回の点数だけでは比較できない。採点方法は一緒だけど、どうしてもアジア大会の方が点数が出やすいので」と冷静に分析。いずれにせよ、パリ五輪本番は一つのミスが命取りとなる激戦となりそうだ。