レスリングの世界選手権4日目(19日、セルビア・ベオグラード)、女子50キロ級準決勝で東京五輪金メダルの須崎優衣(キッツ)が中国選手を下し決勝に進出。銀メダル以上を確定させ、来年のパリ五輪代表に決定した。

 今大会は日本協会の規定で、メダルを獲得すればパリ五輪出場が決まる。五輪切符がかかった一戦。須崎は序盤から積極的に攻め、ポイントを重ねていった。勝利が決まると安堵の表情を浮かべ、観客の声援に手を挙げて応えた。

 また、57キロ級準決勝では大会連覇を狙う桜井つぐみ(育英大)が、2016年リオデジャネイロ五輪53キロ級金メダルのヘレン・マルーリス(米国)を下し決勝に進出。76キロ級準決勝では鏡優翔(東洋大)がキューバ選手に勝利し2位以上を確定し、共にパリ五輪代表の座を手にした。