ボクシング転向2戦目から一夜明けた〝神童〟こと那須川天心(25=帝拳)が20日に一夜明け会見を行い、さらなる進化を誓った。
メキシコ・バンタム級王者のルイス・グスマン(27=メキシコ)から1ラウンド(R)と7Rにダウンを奪うなど圧倒。終始試合を有利に進めたものの、戦前に予告していたKOはならずの判定勝ちに終わった。この結果に那須川は「良くなっていた部分もあり、やってきたことは間違いじゃないなと実感できました。前回と同じではない新たな課題が見えたので、まだまだ道のりは長い。ステップアップの道が見えたというか。ポジティブに感じています」と手応えとともに反省を口にした。
今後に向けて「みなさんに期待されている部分はたくさんあると思うので、それに応えたい。強くなるだけですよね」と断言。KOできなかったものの2度のダウンを奪い進化を見せたことに「自分のパンチで倒れるっていうのがビックリした。自分を信じ切れていなかったというか。1Rに『あ、倒れるんだ』というのはあって」と率直な心境を明かす。
それを踏まえて「今後は自分を信じることが出来るのかなと思うし。いろんなことをやって行きたい。毎日一生懸命生きて、日々強くなっていきたいです」と拳を握った。
着実に成長を続ける神童は次戦こそKOを見せることができるか。