スペイン1部レアル・ソシエダードに所属する日本代表MF久保建英(22)の古巣復帰が再燃している。
同1部の名門レアル・マドリードから昨季に加入した久保は大活躍を見せている。その一方、久保の保有権50%を保持し、買い戻しが可能とあって各メディアでは久保の「古巣復帰」を相次いで報じた。しかもRマドリード戦(17日)で好プレーを披露。カルロ・アンチェロッティ監督も「久保は非常に危険だった」と絶賛したことで報道は過熱している。
そんな中、同国メディア「ベルナベウ・デジタル」は「久保との契約に関する大きな問題:それは絶望的に思える」との見出しを付けて「Rマドリードは左脚に持つ素晴らしいクオリティーを確信している。将来、差別化された選手になると信じているが、大きな欠点がある」と報じ、各クラブに3枠しかないEU圏外枠の問題があるという。
現在RマドリードのEU圏外枠は新加入したイングランド代表MFジュード・ベリンガム(20)だけ。ただイタリア1部フロジノーネにレンタルに出しているブラジル人MFレイニエル(21)の復帰が見込まれ、2024年1月にブラジル1部パルメイラスからFWエンドリック(17)が加入することが決まっており、来夏には3枠が埋まるわけだ。
もちろん、レンタル移籍を繰り返しているレイニエルの去就は微妙な情勢だけに〝外国人枠〟に空きが出る可能性もあるが、逆にRマドリードが新たな非EU選手を獲得するケースもある。他の欧州ビッグクラブも来夏の獲得を検討中。それだけに久保の動向も不透明といえそうだ。