ボクシングイベント「LIVE BOXING 5」(18日、有明アリーナ)で、WBA&WBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(31=BMB)がWBA4位&WBC1位ヘッキー・ブドラー(南アフリカ)を9R2分19秒、TKOで下し王座防衛に成功した。
2階級制覇の実績を持つ試合巧者・ブドラーを相手に、拳四朗は序盤から的確に有効打を積み重ねて主導権を握る。5Rには偶然のバッティングで右目付近をカットし、王座返り咲きへ執念を燃やす挑戦者の粘りにも苦しめられたが、9Rに右ストレートをヒットさせると一気に猛ラッシュ。ブドラーが棒立ちとなったところでレフェリーが試合を止め、TKO勝利を収めた。
試合後のリング上では「序盤結構ボディーが当たってたんですけど、それでもなかなか致命的なダメージが与えられず。後半ちょっと逃げられて『判定かな…』と思ってたんですけど。9(Rの前に)『次、絶対倒そう』と(セコンドに)言われて。そうなると倒さないと帰れないので。死に物狂いでスイッチ入れてもらって、やっと倒せたので。本当にありがとうございました」と安堵の表情。今後の目標として4団体統一を掲げている拳四朗は「もう次は3団体目、行きたいと思っているので。ぜひ皆さん、声を上げて皆に言ってください」と、次戦で3本目のベルト奪取を誓っていた。