浜松オートの特別GⅠ「共同通信社杯プレミアムカップ」は18日の最終日、12Rで優勝戦を行い、青山周平(38=伊勢崎)が速攻で制し4回目の大会Vを決めた。GⅠは23回目、通算では91回目の優勝。

 注目の主導権争いで5番車の青山は「スタートでいいポジションを奪わないと厳しいと思い集中した。いいスタートが切れた」と、1番車・黒川京介に抵抗されつつ2番手につける。3コーナーでは鈴木宏和が内に切り込んでくるが「抜かれて冷静になれた」と慌てなかった。4コーナーの立ち上がりで差し返して2番手を取り返して黒川を追う。

 その後は「なかなか隙がなかったが、少し膨らんだけど何とか前に行けた」と、勝負所を見逃さず3周1コーナーで黒川の内に入り先頭を奪取。追撃を振り切った。

 この日に向け整備を行い「エンジンはいい方向に向いた。試走から感触は良かった」と機の仕上がりも万全だった。

 これで伊勢崎・ムーンライトチャンピオンカップ続くGⅠ連続V。改めて勝負強さ、S1の底力を発揮した。次走は30日に開幕する地元戦。「次も一生懸命頑張る」と好走を約束した。