広島と長崎に投下された原爆の開発・指揮し「原爆の父」と呼ばれた米物理学者ロバート・オッペンハイマーの生涯を描いた映画「オッペンハイマー」の世界興行収入が9億ドル(約1330億円)を突破。伝記映画として「ボヘミアン・ラプソディ」を抜いて歴代1位になったことが17日分かった。

 米ニュースサイト「TMZ」によると、「オッペンハイマー」は先週末、9億1200万ドルに達し、これまで伝記映画で断トツの史上最高売上を誇った英ロックバンド、クイーンのフレディ・マーキュリーに焦点を当てた「ボヘミアン・ラプソディ」(2018年)の9億1000万ドルを超えた。

 実は「ボヘミアン」で主演したラミ・マレックは「オッペンハイマー」にも出演。マンハッタン計画(原子爆弾開発)のチームの一人で米原子物理学者のデヴィッド・ローレンス・ヒル役を演じている。

 クリストファー・ノーラン監督による「オッペンハイマー」の主役は「プルートで朝食を」のキリアン・マーフィー。マレックのほか、エミリー・ブラントやマット・デイモン、ロバート・ダウニー・Jr.らが脇を固める。

 世界興収の伝記映画として歴代3位はクリント・イーストウッド監督の「アメリカン・スナイパー」(15年)で、5億4000万ドル(約794億円)。同作は米海軍特殊部隊ネイビー・シールズの〝伝説の狙撃手〟クリス・カイルの人生を描いた。