浜松オートの特別GI「共同通信社杯プレミアムカップ」は17日、準決勝戦が行われた。
その9R、1番車の有吉辰也(47=飯塚)は4番車・鈴木宏和との主導権争いを制して逃げ切り1着。優出1番乗りを決めた。
「スタートは練習で良くなかったので思い切っていった。良かった」と勝負どころを冷静に振り返った。エンジンは「3日目の夕練の時が良く、その状態。少し重い感じはしたけどいい感じ」と悪くない。タイヤも「走路的に滑るが、後半2周大きく走ったら、そっちの方が良かった」と感触は上々でエンジン、足周りとも不安はない。
浜松では今年、GⅡ・4月ウィナーズカップ(4着)、5月のGⅠ・ゴールデンレース(3着)で優出。また2008年のオールスター、10年のオートレースグランプリでSG2Vと、当地実績は申し分になく「やっぱ相性はいいですね」と笑顔を見せる。
この大会は10年の川口で優勝。「2番車がいい。その時は2番車だったので」とレース後、話していたが、最終日(18日)の優勝戦は願い通りの2番車に。年末のスーパースター王座決定戦トライアル出場のポイントもかかっているだけに「できれば優勝したい」と本音もチラリ。「もう少し上積みするためにクラッチも扱う」と代名詞である〝カミソリスタート〟に磨きをかけ、2回目のプレミアムカップ制覇を目指す。