「ジャニーズWEST」の中間淳太が8日、MBSテレビ「よんチャンTV」に出演。ジャニー喜多川元社長による性加害問題を受け、議題に挙がっている「ジャニーズ事務所」の社名変更について私見を述べた。

 7日の同事務所の会見では社名は変更されない方針とされたが、中間はこの問題について「本当に自分の中でもまだ見つかってないというか、すごくモヤモヤしてるんですよ」と吐露。

 その上で「というのも僕個人としての意見はやっぱり残してほしいなという気持ちはあります。やっぱり、約10年、僕らジャニーズWESTっていうモロにジャニーズが入ってる看板を背負ってやってきて、もちろん誇りもありますし、例え世の中の風当たりが強くなったとしても、僕は続けていきたいという気持ちはあります」と素直な意見を明かした。

 一方で「ただそれって、僕は性被害をまったく受けたことがないんですよ。ジャニーさんに指一本触れられたことがないので。だからこそ言えることであるのかもしれないなと思っていて。一人でもジャニーズという文字を見て嫌な思い入れがよみがえってしまうのであれば、僕は変更するべきだという気持ちもあります」と〝モヤモヤ〟の理由を語った。

 それらを踏まえ「だから、今はとにかく被害者の皆様の気持ち、心のケアだったり、世間の信頼を取り戻すべくわれわれ一人ずつも意識をもう一回引き締め直して、活動していくことが最優先なんですけど。名前についてはそれぞれで意見が違うと思うので、時間をかけてしまうかもしれないけど、いろんな人の意見を聞いて慎重に考えていくべきかなと思う」と持論を述べた。

 さらに、今後のジャニーズやジャニーズWESTについて聞かれると「センシティブな内容であるので、正直僕もこの問題が発覚してから、もしかしたら僕の身近な人にも被害者がいるのかもしれないと思うと、怖くて話せないんですよ。でもニュースを見続けて被害者の皆様の意見を聞いて、常にぼくたちは関係ないと思うんじゃなくて、自分たちももしかしたら加害者になってたかもしれないというか、守ってあげられなかった部分ももしかしたらあるのかもしれないっていう気持ちは常に持ち続けて考えていかないといけないなというのは思う」と沈痛な面持ち。

 続けて「ジャニーズWESTとしては、約10年やり続けてきた誇りもありますし、どこのグループにも負けないエンタメ性があると僕は自負している。他のメンバーもそうだと思う。その自信が根底にあるからこそ、例えこれから社名が変わろうと、もしかしたら事務所が解体しようと、僕たちは変わらずに、応援してくださる皆さんに自分たちができることを届けて、生きるパワーを送れたらなという気持ちで頑張り続けます。なので、みなさんが応援してて恥ずかしいということは絶対させません。なのでこれからも信じてほしいなと思います」と少し涙声になりながら訴えていた。